西伊豆のサザエの生態についてなのだー

これもちょっと難しいけど読んでくれー!!

制作 イセエビ サザエ アワビのカネジョウ商店

サザエの産卵期は5月〜9月。産卵適温は23〜24度。沿岸水温

が20度から25度に急上昇する時期に産卵する。産卵数は殻長8

cmで30万粒 10cmで90万粒13cmで290万粒にもなりま

す。卵の大きさは0.22mm〜0.23mm多少粘着性が有る。受精後30分

で第一分裂 1〜1時間30分で第二分裂 8時間たつと卵膜中で

回転運動をはじめる(トロコフォアー)。11時間後にはふ化サザ

エの形になる(ベリジャー)。27時間後には水底に沈む。3日後

には周口殻形成100日後には殻径3mmの仔貝になる。仔貝は

海底で海藻のワカメ,アラメ.カジメ,ホンダワラ等を餌とし、石

灰藻も食べる。中でもアラメ飼料価値がよくテングサ ホンダワラ

がこれにつづく。  

今後 1年で殻高40mm

2年目で殻高60mm

3年目で殻高100mm位になる。

重さでいうと 3年目で130g位

5年目で300g位になる。詳しくいうとふ化後

1年で17g 2年で60g 3年で130g 4年で210g 5年で300g6年で380g

サザエの分布は 北海道南部〜九州 中国大陸 朝鮮で 潮間帯下

の岩礁に住む。

内海に住むのはツノが無いのが多い。これを図鑑によっては

B.C.japonicaと分けている物も有るが、水産試験場伊豆分場による

と同一種で有るという。

波の荒い所に住むサザエはツノが多く静かな所に住むサザエはツノ

が無い ようだ。ツノがあるサザエでも波が穏やかな内海に移すとト

ゲが出なくなってしまう。一説によると、このツノが新しくできる

のには15日ほどの日数を要するという。海の潮の満干には大潮,

小潮があるが、この小潮のときにのみサザエのトゲができる。

昔の人はこんな不思議な現象を説明するために、「弘法大師がサザ

エを踏まれてけがをされたので、法力でツノを取ってしまった」と

か日蓮上人のお供の弟子が踏んだので上人が念力で出なくした」な

どの言い伝えを残している。

一般に関東方面では、格好を重視してツノの有るサザエを好み、関

西方面では実用重視でツノの無いサザエ(ツノが無い分重さのわり

に身が入っている)が好まれるという。

食べ方は サシミ 壺焼きが主だが 西伊豆では 塩ゆで(小サザ

エ)が好まれる。

平成18年6月某テレビ局から「1個1キログラム以上のサザエはないかという電話が有った。」
同業者と話したが800グラムのサザエは有るがそれ以上の物は無いな。ということだった。
南伊豆も深いところを潜れば有るけれど今は浅いところだから無いという。
結局知り合いの同業者が800グラムのサザエを数個送った用だ。



これはツノの有るサザエ

約300グラムだ。






最初のページに戻る。